【賃貸マンションよもやま話】えっ!ここも見るの?人生はじめての消防点検の話
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▼防火点検?何それ?っていう方に読んでほしい記事です
こんにちは。「くまチョイス!」管理人のくま子 ( @t_kuma85)です。家族の転勤の都合で、賃貸アパートから賃貸マンションに引っ越したばかりです。
貯水タンクの一斉清掃による断水や、定期的な消防点検、回覧板を回したりする班長制度など・・・アパート住まいのときと違ってマンションに暮らすと頻繁にイベント(?)があるんですね。
マンションに引っ越してくるまで全く知らなかったので、管理会社からお知らせのチラシがくるたびに毎回驚いています。
先日、この家に越してきてから初めての「消防点検」がありました。
ある程度は家の中を掃除してから臨んだのですが、予想していなかった意外なところも確認するということが分かったので備忘録も兼ねてブログに書くことにしました。
今回は、そんな「消防点検」がどんな感じで行われたのかについての話をしようと思います。
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消防点検とは?
消防点検ってそもそも何?義務なの??
ある日、自宅のポストに「消防設備保守点検のお知らせ」なるものが届いていました。
最初は「ふ~ん。どうせ共用部分の消火器の点検とかのことだろうな~」と思って日付だけ確認して軽く読み流していたのですが、数日後にはマンションの各エントランスやエレベーター内、オートロック解除ボタンの隣などの住人の目に入る場所にも同じお知らせが掲示されていました。
「あれ?なんか割と大袈裟だな?」と思ったので、もう一度お知らせ用紙を隅から隅まで良く読んだところ、「各お部屋に点検者が入室して確認を行います」って書いているではありませんか!( ゚Д゚)
急いでネットで調べたところ、消防点検は消防法で義務となっているため、マンションなどの大きな建物では定期的にこのような消防点検が行われているそうです。
点検の際はマンションの管理会社と契約している民間の業者さんが来るのですが、共用部分以外の各居室やベランダにも火災報知機や避難器具があるため、各部屋に入室して確認をする必要があるということのようです。
今まで住んでいた木造アパートでは一度もこういった室内消防点検がなかったので、正直驚きました。
消防点検で確認する内容
入居しているマンションによっても違うとは思いますが、私のマンションの場合は以下の3つを点検しますと事前に張り紙で告知されていました。
❶共用部の消火器点検
❷避難器具の設備の点検
❸自動火災報知機の点検
名称だけでは分かりにくいので、1つひとつ詳しく見ていきます。
❶共用部の消火器点検
これは廊下などの共用部分にある消火器の点検のことだと思います。
点検は業者の方がやってくれるので、私たち住民は特に何もすることはありません。
❷避難器具の設備の点検
バルコニー(ベランダ)に避難はしごなどの避難器具が設置されている部屋の人のみ対象の点検です。
該当の部屋に住んでいる場合は、点検業者の人が入室して避難器具などが正常に作動するかの点検を行います。なお、点検時間は10分程度だそうです。
私の家のベランダには避難器具がないため、これは該当しませんでした。
❸自動火災報知機の点検
これは全ての入居者が対象のようです。
室内(全室)の天井に設置している感知器を点検業者の人が一つ一つ確認します。
点検時間は約10分だとお知らせの紙には書いていました。
消防点検当日の様子
ある程度はお部屋を片づけたし、業者さんいつでもカモン!
あらかじめ予告されていた点検開始時間になると、別の部屋から次々と非常ベルが鳴るようになりました。
「うちの部屋はまだかな~」と待つこと数十分。
インターホンが鳴り、我が家にも業者さんがやってきました。
当時、新型コロナウイルスが全国的に蔓延していた時期だったので、インターホン越しに「今回はコロナウイルスが蔓延しているため、室内点検は希望者のみ行っているのですが…いかがなさいますか?」と聞かれました。
「そんな選択肢もあるんかい!(゚д゚)!」と思いましたが、せっかくお部屋を片づけたし、消防点検ってどんなことするのかも気になっていたので室内点検をお願いすることにしました。
所要時間
防火点検に訪問してきたのは男性作業員の方1人だけでした。
とても腰が低く、丁寧な言葉遣いで対応をしてくれる方だったので安心しました。
管理会社からのお知らせの用紙には10分程度と書かれていましたが、業者の方が手際よくチェックしてくれたため実際は5分程度だったように思います。
お部屋に荷物がいっぱいあふれていて、感知器を検査するためには荷物を移動させないといけない・・・という人などだと10分程度かかるのかな?と思いました。
実はかなり気合を入れて点検業者さんを待っていたのですが、あまりにもあっさり終わったので少し拍子抜けするほどでした(;^_^A
点検をしていた感知器の種類
参考のために、点検業者さんが確認していた火災報知機の写真を載せておきます。
これが天井についている場所は業者の方が確認する可能性が高いので、あらかじめ確認しておくと良いかと思います。
❶差動式スポット型熱感知器
温度差で反応するタイプの報知機です。
家の中の報知機を確認したところ、圧倒的にこれが一番多かったです。
クローゼットの中もこのタイプのものがついていました。
❷定温式スポット型熱感知器
決まった温度以上になると反応するタイプの報知機です。
これは、脱衣所とキッチンのコンロの上部分の2か所だけにありました。
❸ガス報知機
ガス漏れを感知する報知機です。
キッチンのコンロの近くの天井にあります。
点検の際にこれも一緒に見ていたような気もしますが、はっきり見ていなかったので覚えていません…ちゃんと見ておけば良かったです。。。
※次回の防火点検の時に再度確認して追記します!
点検する場所
基本的には感知器がある場所は全部確認されます!
私の家の場合は、
・リビング
・ダイニング
・キッチン(コンロの上の天井)
・洗面室
・寝室
・寝室のクローゼット
・ウォークインクローゼット
が対象でした。
【注】寝室やクローゼットも点検の対象
心のどこかで、「もしかしたら寝室とかは入らなくてリビングとキッチンだけ点検なのかな?」と思っていましたが、寝室も脱衣所も普通に点検ありました。
(「全室点検」なんだから、そりゃそうですよね。)
片付けの際に「リビングにあるごちゃごちゃした小物類は寝室に全部隠したら片付けしなくて楽だなw」なんて思っていましたが、やらなくてよかったです。。
そして何よりクローゼット内が点検されるということ!これは盲点でした。
正直、クローゼットに報知機がついているなんて思ってもいなかったので、ここを開けられたときは少しびっくりしました。
▼寝室のクローゼット内部の火災報知機
幸い、引っ越してきたばかりでクローゼットの中は比較的綺麗だったため、難なく点検が終わりました。
これから消防点検がある方は、火災報知機がついているクローゼットの中も綺麗に片づけておくことをお勧めします!
点検の頻度
室内すべての消防点検が終わったときに「次回は6か月後に来ます。年2回点検がありますのでご協力よろしくお願いします。」と業者の方が言っていました。
どうやら消防点検は基本的には6か月に1回の頻度で実施されるようです。
次回の消防点検のときには直前に慌てることがないように、普段からお家を綺麗にしておこうと心に誓いました(;^_^A
消防点検前に掃除はするべき?
知らない人が家に入るわけだし、大掃除したほうがいいのかな?
結論から言うと、基本的には5分~10分程度の点検ですし、そこまで張り切って大掃除をする必要はないと思います。
防火点検業者さんの個人ブログなどを何件か拝見したところ、
作業中は基本的に天井しか気にしていないので、部屋が多少散らかっていても気にしない。火災報知機や避難器具まわりが片付いており、きちんと点検ができる状態になっているかどうかが重要。
というような内容の記事を書いている方が複数いらっしゃいました。
点検を受ける側としてはそう言ってもらえると少し気が楽になります。
ただし、
●室内に足の踏み場がない場合
●報知機の周りに物が散乱している場合
●ベランダの避難はしごや避難器具の周りに物がある場合
などは点検の妨げになるのであらかじめ片づけておいてほしい とも書かれていたので、そこは事前に忘れずに片づけておいたほうがよさそうです。
不在の場合は?点検の拒否はできる?
今回の消防点検は平日の午前中に実施されました。
私はたまたまその日が休みだったので良かったのですが、仕事や用事で不在の人はどうするんだろう?と思い、調べた結果、マンションによって全く取り扱いが異なるようでした。
不在の場合の取り扱いについて
ネットでいろんな消防点検の体験記や大家さんのブログを読んだところ、
●不在の部屋は点検しないという場合
●別日に再度訪問する場合
●大家さん立ち合いで合鍵を使って入室し点検をする場合
など、さまざまなようです。
私の場合は「点検日当日に不在の場合は、次回点検の際にご協力をお願いします」とお知らせの紙に書かれていたので、合鍵を使ってまで入室はしない方針のようでした。
マンションからのお知らせの内容は事前に確認しておきましょう!
拒否ができるかということについて
点検の拒否ができるかということについてですが、不可能ではないようですがあまりオススメはしないようです。
というのも、マンションの性質上、自分の部屋で火災が起きた場合に火災報知機が作動しなかったら、周りの部屋の住人が逃げ遅れてしまい、最悪の場合は自分や他の部屋の住人の命にかかわってしまうからです。
室内の点検自体は数分であっさり終わりますので、不在などでどうしても無理な場合を除き点検をお願いしておくのが安心だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
半年に1度の消防点検。マンションにお住まいの方にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、私が今まで住んでいたアパートではこのような点検が一度もなかったので、とても緊張しました。
最後に、今回の経験を通して分かったことや注意するべき部分を簡単にまとめておきます。
●事前に管理会社からのお知らせがあるので、室内への入室の有無や不在時の対応方法を確認しておくこと
●点検自体は10分以内で終わることが多いのでそんなに気構えなくてもよい
●点検業者さんは天井(報知機の確認)に集中しているので、部屋が多少散らかっている程度であれば問題はない
●避難器具の近くや火災報知機付近など、点検するであろう場所はあらかじめ片づけておくこと
●クローゼット内部や寝室であっても火災報知機がある場所は見られると思っておいたほうが良い(結構重要)
●火災時の被害を最小限にするためにも、可能な限り室内点検は受けたほうがよい
マンションによって違う部分もあるとは思いますが、これから消防点検を受ける方の参考になれば嬉しいです。
次は6か月後に消防点検があるので、また何か変わった話があれば追記しようと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)/